PROFILE
齋藤栄功

齋藤栄功(さいとうしげのり)
1962年、長野県生まれ。
1986年に中央大学法学部卒、山一證券入社。自主廃業後は信用組合、日本インベスターズ證券会社、Merrill Lynch日本證券会社を経て、医療経営コンサルタント会社、アスクレピオスを創業。
2008年に詐欺とインサイダー取引容疑で逮捕、懲役15年の実刑判決を受け、2022年6月に仮釈放された。
2024年、講談社より「リーマンの牢獄」を発刊。
リーマンの牢獄概要
2008年、全世界で 2兆ドルが失われたリーマン・ショック。ウォール街もワシントンも誰一人訴追されなかったが、日本では破局のトリガーを引いた男が、獄中 14年、忘却の淵から帰ってきた。奇しくも連鎖危機の暗雲が、いま再び世界の金融市場に垂れ込める。我々もいまだ「リーマンの牢獄」を脱していないのか。そもそも最初が躓きだった。長野の山間の変哲もない温泉街に生まれ、東京に出て中央大学に通い、80年代バブルの入り口で山一證券に飛び込んだ。いきなり副社長が自殺。不吉な影を感じつつ、「禁断の実」営業特金の売り込みに駆けずりまわったが、5年目にして「政治の街」赤坂へ。
“あぶく銭”身につかずの回転木馬。リスクを綱渡りしてせしめる巨額の報酬に、いつのまにか自分を見失い、破滅の淵へと引き寄せられる。不倫や愛人バンク、狂ったようなクルマ道楽と、浪費が底なしのダークサイド。
爆弾を抱えたまま、規模を拡大するアスクレピオスは、“詐欺”を解消するため裏口上場に走る。相手は皇室に連なる名門ファミリーの創薬ベンチャー。だが、その裏で仲違いが起き、あわや露見の綱渡り。晴れて上場したが、爆弾が炸裂した。
医療機関に営利を認めない医療法の矛盾に「医療版ライブドア」をめざすが、ホリエモン逮捕で暗転。
カネは集まっても池の中のクジラだった。バルク買いのチャンスにみえたメデカジャパンは、不良債権の山を押し付けてきた。
オフロード車の至福、軽井沢の別荘地物色、京都南座のお大尽行列......豪遊の裏に忍び寄る影。
そして猟色の果てに、赤坂の韓国クラブでみつけた心の通い路だが、時すでに遅く、、、。